“応接室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうせつしつ50.0%
おうせつま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひだりれたところに応接室おうせつしつ喫煙室きつえんしつかといふやうな部屋へやまどすこしあいてゐて人影ひとかげしてゐたが、そこをぎると玄関げんかんがあつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そのひるごろ、おじいさんは、会社かいしゃ応接室おうせつしつで、テーブルにかい、おおきなはらかかえて、パイプをすぱすぱいながら、おきゃくはなしをしていました。
ガラス窓の河骨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
仏蘭西フランスのパリイの何とかって貴族の邸の応接室おうせつまで、ヴァイオリンですか、楽器をのせる台になっているんですって。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
綾子さんも同じ心持だったのでしょうか、応接室おうせつまへは通さず、見馴れた懐しい彼女の居間に案内させてくれたのがまた私には嬉しゅうございました。
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)