応接室おうせつしつ)” の例文
ひだりれたところに応接室おうせつしつ喫煙室きつえんしつかといふやうな部屋へやまどすこしあいてゐて人影ひとかげしてゐたが、そこをぎると玄関げんかんがあつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そのひるごろ、おじいさんは、会社かいしゃ応接室おうせつしつで、テーブルにかい、おおきなはらかかえて、パイプをすぱすぱいながら、おきゃくはなしをしていました。
ガラス窓の河骨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かねて思っていたのとちがい、わたしは格子こうしもさくもないそまつな応接室おうせつしつに通された。お父さんは出て来た。でもくさりなどにわえられてはいなかった。