“応揚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうよう66.7%
おうやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
特別あつらえの好男子、兼秀才で、おまけに物腰が応揚おうようで、叮嚀で、透きとおる程親切……だという、この方面に対する絶好の条件ばかり、倶有ぐゆうしていたんだからかなわない。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
また生存競争の根本原因たる食物の点より考うるも、山川、島嶼、内海の布置ふち極めて自然の妙を得、食するに足る獣魚、穀物、貝類を供給しておったため、人間が応揚おうようで、落着きがあった。
上眼を使つて見ると、瓶の口と、応揚おうやうにふくれた胴の半分ばかりが、眼にはいる。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なにか」と今度こんど応揚おうやうである。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)