応揚おうよう)” の例文
特別あつらえの好男子、兼秀才で、おまけに物腰が応揚おうようで、叮嚀で、透きとおる程親切……だという、この方面に対する絶好の条件ばかり、倶有ぐゆうしていたんだからかなわない。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
また生存競争の根本原因たる食物の点より考うるも、山川、島嶼、内海の布置ふち極めて自然の妙を得、食するに足る獣魚、穀物、貝類を供給しておったため、人間が応揚おうようで、落着きがあった。
軍夫の一にんつかつかと立かかりぬ。百人長は応揚おうよう左手ゆんでを広げて遮りつつ
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軍夫の一人つかつかと立懸たちかかりぬ。百人長は応揚おうよう左手ゆんでを広げてさえぎりつつ
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)