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御人
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おひと
ふりがな文庫
“
御人
(
おひと
)” の例文
嫁入
(
よめい
)
つて
丁度
(
てうど
)
半年
(
はんとし
)
ばかりの
間
(
あいだ
)
は
關
(
せき
)
や
關
(
せき
)
やと
下
(
した
)
へも
置
(
お
)
かぬやうにして
下
(
くだ
)
さつたけれど、あの
子
(
こ
)
が
出來
(
でき
)
てからと
言
(
い
)
ふ
物
(
もの
)
は
丸
(
まる
)
で
御人
(
おひと
)
が
變
(
かは
)
りまして、
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
しても
恐
(
おそ
)
ろしう
御座
(
ござ
)
ります
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
気前が面白ければ
銭遣
(
ぜにづかい
)
が荒く、
凝性
(
こりしょう
)
なれば悟過ぎ、優しければ遠慮が深し、この方ならばと思うような
御人
(
おひと
)
は弱々しくて、さて難の無い御方というのは、見当らないのでした。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
一 建てた
御人
(
おひと
)
は御手とから、むかしひたのたくみの立てた寺
也
(
なり
)
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
然し、それが旦那様の
御人
(
おひと
)
の
好
(
いい
)
という証拠で、
御天性
(
おうまれつき
)
の
普通
(
なみ
)
の人とは違ったところでしょう。一体、寒い国の殿方には
遅鈍
(
ぐずぐず
)
した無精な癖があるものですけれど、旦那様にはそれがありません。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
何時
(
いつ
)
かは
言
(
い
)
はふと
存
(
ぞん
)
じたれど、お
前
(
まへ
)
さまといふ
御人
(
おひと
)
には
呆
(
あき
)
れまする、
是
(
こ
)
れが
五
(
いつ
)
つや
十
(
とを
)
の
子供
(
こども
)
ではなし、十六といへばお
子樣
(
こさま
)
もつ
人
(
ひと
)
もありますぞや、まあ
考
(
かんが
)
へて
御覽
(
ごらん
)
なされお
母樣
(
はヽさま
)
がお
病沒
(
なくなり
)
から
此
(
この
)
かた
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
一 なげくさを
如何
(
いかな
)
御人
(
おひと
)
は
御出
(
おいで
)
あつた、出た御人は心ありがたい
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“御人”で始まる語句
御人体
御人数
御人品
御人好
御人柄
御人徳
御人數
御人気
御人減