トップ
>
山梨
>
やまなし
ふりがな文庫
“
山梨
(
やまなし
)” の例文
八つが岳山脈の南のすそに住む
山梨
(
やまなし
)
の農夫ばかりは、冬季のまぐさに乏しいので、遠くそこまで馬を引いて来て草を刈り集めているのでした。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
酒折
(
さかをり
)
の
宮
(
みや
)
、
山梨
(
やまなし
)
の
岡
(
をか
)
、
鹽山
(
ゑんざん
)
、
裂石
(
さけいし
)
、さし
手
(
で
)
の
名
(
な
)
も
都人
(
こゝびと
)
の
耳
(
みゝ
)
に
聞
(
き
)
きなれぬは、
小佛
(
こぼとけ
)
さゝ
子
(
ご
)
の
難處
(
なんじよ
)
を
越
(
こ
)
して
猿橋
(
さるはし
)
のながれに
眩
(
めくる
)
めき、
鶴瀬
(
つるせ
)
、
駒飼
(
こまかひ
)
見
(
み
)
るほどの
里
(
さと
)
もなきに
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
山梨
(
やまなし
)
のような赤い
眼
(
め
)
をきょろきょろさせながら、じっと立っているのでした。
タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
彼らが五時間眠っている間に、海は
凪
(
な
)
いだ。アルプスのように骨ばっていた海面は、
山梨
(
やまなし
)
高原のようにうねっていた。マストに、引っかかり
打
(
ぶ
)
っつかった雲は、今は高く上の方へのぼって行った。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
山梨
(
やまなし
)
の枝にかゝれば
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
これを
妻
(
つま
)
に
持
(
も
)
ちて
山梨
(
やまなし
)
の
東郡
(
ひがしごほり
)
に
蟄伏
(
ちつぷく
)
する
身
(
み
)
かと
思
(
おも
)
へば
人
(
ひと
)
のうらやむ
造酒家
(
つくりざかや
)
の
大身上
(
おほしんしよう
)
は
物
(
もの
)
のかずならず、よしや
家督
(
かとく
)
をうけつぎてからが
親類縁者
(
しんるいえんじや
)
の
干渉
(
かんしよう
)
きびしければ
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
なまよみの
甲斐
(
かい
)
の国、
山梨
(
やまなし
)
の
県
(
あがた
)
を過ぎて、
信濃路
(
しなのじ
)
に巡りいでまし、
諏訪
(
すわ
)
のうみを見渡したまひ、松本の
深志
(
ふかし
)
の里に、
大御輿
(
おおみこし
)
めぐらしたまひ、
真木
(
まき
)
立つ木曾のみ山路、岩が根のこごしき道を
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“山梨”の意味
《固有名詞》
山梨 (やまなし)
山梨県の略。
山梨県にある地名。山梨市
小惑星の一つ。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
梨
常用漢字
小4
部首:⽊
11画
“山梨”で始まる語句
山梨縣