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小豆色
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あづきいろ
ふりがな文庫
“
小豆色
(
あづきいろ
)” の例文
此時
(
このとき
)
、
白襟
(
しろえり
)
の
衣紋
(
えもん
)
正
(
たゞ
)
しく、
濃
(
こ
)
いお
納戸
(
なんど
)
の
單衣
(
ひとへ
)
着
(
き
)
て、
紺地
(
こんぢ
)
の
帶
(
おび
)
胸
(
むな
)
高
(
たか
)
う、
高島田
(
たかしまだ
)
の
品
(
ひん
)
よきに、
銀
(
ぎん
)
の
平打
(
ひらうち
)
の
笄
(
かうがい
)
のみ、
唯
(
たゞ
)
黒髮
(
くろかみ
)
の
中
(
なか
)
に
淡
(
あは
)
くかざしたるが、
手車
(
てぐるま
)
と
見
(
み
)
えたり、
小豆色
(
あづきいろ
)
の
膝
(
ひざ
)
かけして
森の紫陽花
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其箪笥
(
そのたんす
)
の二
番目
(
ばんめ
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
から
喰出
(
はみだ
)
してゐるのは、
小豆色
(
あづきいろ
)
の
友染縮緬
(
いうぜんちりめん
)
の
背負揚
(
しよいあげ
)
の
端
(
はし
)
で、
其
(
そ
)
の
見
(
み
)
える
部分
(
ぶぶん
)
に、
鉄扇花
(
てつせんくわ
)
でゞもあらうか、キザ/″\の
花
(
はな
)
の
図案化
(
づあんくわ
)
された
模様
(
もやう
)
が
見
(
み
)
えて、
其
(
それ
)
が
目
(
め
)
につくと
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
眼に入るものといへば何時も眼に馴れたものばかりだ………
北側
(
きたがは
)
のスリガラスの天井、
其所
(
そこ
)
から
射込
(
さしこ
)
む弱い光線、
薄
(
うす
)
い
小豆色
(
あづきいろ
)
の
壁
(
かべ
)
の色と同じやうな色の
絨繵
(
じうたん
)
、今は
休息
(
きうそく
)
してゐる
煖爐
(
だんろ
)
、バツクの
巾
(
きれ
)
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
小豆色
(
あづきいろ
)
する房垂れて
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“小豆色”の解説
小豆色(あずきいろ)とは小豆の実の色、つまり紫味を帯びた赤褐色のことである。暗赤色であるとも表現される。マルーン(栗色)に近い色合いであるが、やや紫がかる。英名はアンティック・ローズで、ラセットブラウンとも言う。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“小豆”で始まる語句
小豆
小豆島
小豆粥
小豆坂
小豆飯
小豆粒
小豆澤
小豆沢
小豆餅
小豆長光