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宛
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あだか
ふりがな文庫
“
宛
(
あだか
)” の例文
宛
(
あだか
)
も人の
唸
(
うな
)
るような……いや
唸
(
うな
)
るのだ。誰か同じく
脚
(
あし
)
に
傷
(
て
)
を負って、
若
(
もし
)
くは腹に
弾丸
(
たま
)
を
有
(
も
)
って、
置去
(
おきざり
)
の
憂目
(
うきめ
)
を見ている奴が其処らに
居
(
お
)
るのではあるまいか。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
『
不必要
(
ふひつえう
)
、
勿論
(
もちろん
)
、
左樣
(
さやう
)
』と
王樣
(
わうさま
)
は
口早
(
くちばや
)
に
云
(
い
)
つて、
尚
(
な
)
ほも
低聲
(
こゞゑ
)
で
獨語
(
ひとりごと
)
を
申
(
まを
)
されました、『
不必要
(
ふひつえう
)
——
不必要
(
ふひつえう
)
——
不必要
(
ふひつえう
)
——
不必要
(
ふひつえう
)
——』と
宛
(
あだか
)
も
何
(
ど
)
の
詞
(
ことば
)
が
最
(
もつと
)
も
善
(
よ
)
く
發音
(
はつおん
)
されるかを
試驗
(
しけん
)
するやうに。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それには
一寸
(
ちょっと
)
相手に困る。人の恋をするのを傍観するのは、
宛
(
あだか
)
も人が
天麩羅
(
てんぷら
)
を喰ってるのを観て其味を想像するようなものではあるけれど、実験の出来ぬ
中
(
うち
)
は傍観して満足するより
外
(
ほか
)
仕方がない。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
對立して
宛
(
あだか
)
も戰場の觀あり。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
宛
常用漢字
中学
部首:⼧
8画
“宛”を含む語句
宛然
宛行
宛転
宛名
名宛
宛嵌
宛如
押宛
宛所
宛城
宛字
手宛
大宛
人宛
目宛
引宛
宛転滑脱
宛込
宛転悠揚
幸子宛
...