“宛字”の読み方と例文
読み方割合
あてじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北に登る四丁で三角点の立てる一峰、標高三千七十米突、主峰の北々東だ、が北穂高岳「信飛界、空沢岳からさわだけ宛字あてじ)、嘉門次」
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
「井浚い井では名前として何うも意味を為さない。昔の人はイスラエルなんて固有名詞を知らなかったから、苦しまぎれにこんな宛字あてじを使ったんだね」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
宛字あてじにしても、ひどすぎる。醍醐を——大五と書いたのでは、てんで意味をなさないではないか。そう思った。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)