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官女
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かんじょ
ふりがな文庫
“
官女
(
かんじょ
)” の例文
更に眼を定めてよく見ると
内裏様
(
だいりさま
)
もあれば、
官女
(
かんじょ
)
もあり、五人
囃子
(
ばやし
)
もあり、
衛士
(
えじ
)
もあり、小町姫もあり、また雛道具としては
箪笥
(
たんす
)
、両替、膳、鏡台、ボンボリ、
屏風
(
びょうぶ
)
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
読む時間のない時は、そっと自分の
室
(
へや
)
へ持って来て、残らず眼を通した。私の眼は長い間、軍服を着た乃木大将と、それから
官女
(
かんじょ
)
みたような
服装
(
なり
)
をしたその夫人の姿を忘れる事ができなかった。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
唯
(
ただ
)
台所で音のする、
煎豆
(
いりまめ
)
の
香
(
か
)
に小鼻を
怒
(
いか
)
らせ、
牡丹
(
ぼたん
)
の
有平糖
(
あるへいとう
)
を
狙
(
ねら
)
う事、毒のある
胡蝶
(
こちょう
)
に似たりで、
立姿
(
たちすがた
)
の
官女
(
かんじょ
)
が
捧
(
ささ
)
げた
長柄
(
ながえ
)
を抜いては
叱
(
しか
)
られる、お
囃子
(
はやし
)
の
侍烏帽子
(
さむらいえぼうし
)
をコツンと突いて、また叱られる。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
雛
(
ひな
)
——
女夫雛
(
めおとびな
)
は言うもさらなり。
桜雛
(
さくらびな
)
、
柳雛
(
やなぎびな
)
、
花菜
(
はなな
)
の雛、桃の
花雛
(
はなびな
)
、白と
緋
(
ひ
)
と、
紫
(
ゆかり
)
の色の
菫雛
(
すみれびな
)
。
鄙
(
ひな
)
には、つくし、
鼓草
(
たんぽぽ
)
の雛。
相合傘
(
あいあいがさ
)
の
春雨雛
(
はるさめびな
)
。
小波
(
ささなみ
)
軽く
袖
(
そで
)
で
漕
(
こ
)
ぐ
浅妻船
(
あさづまぶね
)
の
調
(
しらべ
)
の雛。
五人囃子
(
ごにんばやし
)
、
官女
(
かんじょ
)
たち。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“官女”の意味
《名詞》
宮中に出仕する女性。
(出典:Wiktionary)
“官女(
女官
)”の解説
女官(にょかん/にょうかん)とは、官職を持ち宮廷に仕える女性のこと。官女(かんじょ)・宮女(きゅうじょ)とも言う。
(出典:Wikipedia)
官
常用漢字
小4
部首:⼧
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“官”で始まる語句
官衙
官
官吏
官人
官爵
官邸
官位
官能
官渡
官軍