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娘
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ねえ
ふりがな文庫
“
娘
(
ねえ
)” の例文
娘
(
ねえ
)
さん泣いても騒いでも仕様はねえ、此の浜には船一
艘
(
ぺい
)
繋いで居ようじゃなし、人ッ子一人通りゃアしねえ、なにを
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「まさか
娘
(
ねえ
)
やは、
謡曲
(
うたい
)
狂言によく出てくる狂女じゃあるめえ。……人が笑うわな。……
美
(
い
)
い顔をしているのに、髪だって、もすこしどうかして歩いたらどうだい」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中戸
(
なかど
)
を開けて、土間をずッと奥へ、という
娘
(
ねえ
)
さんの指図に任せて、古くて大きいその中戸を開けると、妙な
建方
(
たてかた
)
、すぐに壁で、壁の窓からむこう土間の台所が見えながら
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
可愛い
娘
(
ねえ
)
さん! ちよいと……
羽ばたき:Ein Marchen
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
小「おや、この
娘
(
ねえ
)
さんだ、此の間私が若旦那のお供して年始廻りに歩いた帰りに、私の腮を払ったのは」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「
娘
(
ねえ
)
さんなぞは、誰にでもすぐ目につくから、そんなほうへ売り飛ばされないように、また変な野武士などに引ッかからねえようにずいぶん気をつけないと物騒だぜ」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それからね、素肌を気にして
腋
(
わき
)
の下をすぼめるような筋のゆるんでる
娘
(
ねえ
)
さんじゃアありませんや。けれども私が
出入
(
ではいり
)
をするようになったのは、こちらから泣附いたんです、へい。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
面目ない
処
(
どころ
)
じゃアない、
皆
(
みん
)
なが
誉
(
ほ
)
めて居やす、
錨床
(
いかりどこ
)
の
鐵
(
てつ
)
が来て、あの
娘
(
ねえ
)
さんのような感心なものは
無
(
ね
)
え、親の為に自分から駈込んで身を売るというのは実に感心だ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
娘
(
ねえ
)
やは、都ものらしいが、家出でもしたのか? それとも、主人の家でも飛び出して来たのか」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
娘
(
ねえ
)
さん、町から、この坂を上る処に、お宮がありますわね。」
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お前の忰は此の
娘
(
ねえ
)
さんの
所
(
とこ
)
へ毎晩来て
怪
(
け
)
しからんことを云掛け、云う事を
肯
(
きか
)
んければ、鉄砲で打つの、刄物で斬るのと云うので、娘さんも誠に困って
私
(
わし
)
へお頼みじゃ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
娘
(
ねえ
)
さん、町から、此の坂を
上
(
のぼ
)
る
処
(
ところ
)
に、お宮がありますわね。」
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの親父が此の間
髭
(
ひげ
)
を剃りましたよ白髪交りの胡麻塩頭を
結
(
ゆっ
)
て新しい半纏を
引掛
(
ひっかけ
)
て坐って居ますが大きに様子が
快
(
よ
)
くなって病人らしく無く成ったが、
娘
(
ねえ
)
さんも襦袢に新しい襟を掛けたぜ
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
五「へえ
娘
(
ねえ
)
さん、えゝ今晩の内にお葬りになりますように」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
勘「
私
(
わっち
)
も
娘
(
ねえ
)
さんの顔が見てえから時々
行
(
ゆ
)
くんです」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“娘”の意味
《名詞》
(むすめ)若い女性。
(むすめ)子供のうち、女性であるもの。
(こ)若い女性。
(出典:Wiktionary)
“娘”の解説
娘(むすめ、こ)とは、女性の子供、即ち本人の1親等直系卑属のうち女性である者である。対義語は息子または母。
実子または養子(養女)の場合がある。また配偶者の連れ子の女性も一般に娘と呼ぶ。他人の娘を指して息女と呼ぶことがある。
息子の妻を義理の娘ともいう。
(出典:Wikipedia)
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“娘”を含む語句
娘子
小娘
此娘
娘子軍
繼娘
田舎娘
継娘
妹娘
娘盛
姑娘
娘々
田舍娘
娘様
父娘
母娘
生娘
愛娘
娘御
一人娘
彼娘
...