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姫路
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ひめじ
ふりがな文庫
“
姫路
(
ひめじ
)” の例文
今日
(
こんにち
)
の
入船
(
にゅうせん
)
は大和の
筒井順慶
(
つついじゅんけい
)
、
和泉
(
いずみ
)
の
中村孫兵次
(
なかむらまごへいじ
)
、
茨木
(
いばらき
)
の
中川藤兵衛
(
なかがわとうべえ
)
、そのほか
姫路
(
ひめじ
)
からも
外濠
(
そとぼり
)
の大石が
入港
(
はい
)
ってまいりますはずで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仙台
(
せんだい
)
、
姫路
(
ひめじ
)
、
竜山
(
りゅうざん
)
各師団よりなる極東軍主力は、国境附近の労農軍を撃破し、本日四時を以てニコリスクを去る十五キロの地点にまで進出せり。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
播磨国
(
はりまのくに
)
飾東郡
(
しきとうごおり
)
姫路
(
ひめじ
)
の城主酒井
雅楽頭忠実
(
うたのかみただみつ
)
の
上邸
(
かみやしき
)
は、江戸城の大手向左角にあった。そこの
金部屋
(
かねべや
)
には、いつも
侍
(
さむらい
)
が二人ずつ泊ることになっていた。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そこで鶴江殿は産れ故郷の
播州
(
ばんしゅう
)
姫路
(
ひめじ
)
に立帰り、そのまま縁付いたのが本多家の御家来小笠原
兵右衛門
(
ひょうえもん
)
。
備前天一坊
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
丁度「
金唐革
(
きんからかわ
)
」が
姫路
(
ひめじ
)
の産となったのと同じであります。他にない革細工でありますし、質もよくまた美しさも
豊
(
ゆたか
)
でありますから、永く仕事が続くことを望んで
止
(
や
)
みません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
されば、気高いと申しても、
天人神女
(
てんにんしんにょ
)
の
俤
(
おもかげ
)
ではのうて、
姫路
(
ひめじ
)
のお
天守
(
てんしゅ
)
に
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
で燈台の下に何やら書を
繙
(
ひもど
)
く、それ露が
滴
(
したた
)
るように
婀娜
(
あで
)
なと言うて、水道の水で洗い髪ではござらぬ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
姫山は
今日
(
こんにち
)
の
姫路
(
ひめじ
)
である。ここが姫路と呼び換えられたのは豊臣時代からのことで、南北朝時代には姫山と呼ばれていた。播磨路——姫山——それを聞かされて、小坂部は少しく驚かされた。
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
夢であったら諸君に
相
(
あい
)
すまぬが、まず能うかぎり簡略に述べておいてみよう。私の生まれ故郷は中部
播磨
(
はりま
)
、
姫路
(
ひめじ
)
から四里ほどの上流で、
僅
(
わず
)
かな岡の南の緩傾斜面に、古く
拓
(
ひら
)
かれた農村であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
一、
酒井雅楽頭
(
さかいうたのかみ
)
様、(
播州
(
ばんしゅう
)
姫路
(
ひめじ
)
藩主)
深川
(
ふかがわ
)
一円。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
京ばかりではない、
姫路
(
ひめじ
)
へ
下向
(
げこう
)
すれば姫路の町が秀吉になり、
安土
(
あづち
)
へゆけば安土の町がそッくり秀吉の
気性
(
きしょう
)
をうつす。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
姫路
(
ひめじ
)
もまた同じように、一つの技で聞えます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「冬も暖かいし、内海の魚もある。しばらくは、
姫路
(
ひめじ
)
がよかろう」
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“姫路”で始まる語句
姫路革
姫路茸
姫路行
姫路藩邸