“ひめじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姫路90.9%
日女道9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
播磨国はりまのくに飾東郡しきとうごおり姫路ひめじの城主酒井雅楽頭忠実うたのかみただみつ上邸かみやしきは、江戸城の大手向左角にあった。そこの金部屋かねべやには、いつもさむらいが二人ずつ泊ることになっていた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そこで鶴江殿は産れ故郷の播州ばんしゅう姫路ひめじに立帰り、そのまま縁付いたのが本多家の御家来小笠原兵右衛門ひょうえもん
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
「先帝にも、馴れぬお旅路のせいか、ちと、ご微恙びようでの。……今日にもここは立って、日女道ひめじ(姫路市)の府までは行き着きたいと思うたのだが」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
加古川を朝出た帝のが、その夕べ、着いたところは日女道ひめじ(姫路市)の姫山の丘かと見られる。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あすの夜は、日女道ひめじ(姫路市)の府か、今宿いまじゅくか。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)