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大石
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おほいし
「石の枕」は
一つ
家の
婆さんが石の枕に旅人を寝かせ、
路用の金を奪ふ為に上から綱に
吊つた
大石を落して旅人の命を奪つてゐる、そこへ美しい
稚児が
一人、
一夜の宿りを求めに来る。
今一つ
大きい
石で
造つたものに
石机、すなはちどるめんといふのがあります。それは
少しひらたい
石を
三方に
立て、その
上にやはりひらたい
大石をのせた
一見てーぶるの
形をしたものであります。
向ふ
岸は
又一
坐の
山の
裾で、
頂の
方は
真暗だが、
山の
端から
其山腹を
射る
月の
光に
照らし
出された
辺からは
大石小石、
栄螺のやうなの、六
尺角に
切出したの、
剣のやうなのやら
鞠の
形をしたのやら