大石おほいし)” の例文
「石の枕」はひとばあさんが石の枕に旅人を寝かせ、路用ろようの金を奪ふ為に上から綱につた大石おほいしを落して旅人の命を奪つてゐる、そこへ美しい稚児ちご一人ひとり一夜いちやの宿りを求めに来る。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
今一いまひとおほきいいしつくつたものに石机いしづくゑ、すなはちどるめんといふのがあります。それはすこしひらたいいし三方さんぽうて、そのうへにやはりひらたい大石おほいしをのせた一見いつけんてーぶるのかたちをしたものであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
むかぎしまたやますそで、いたゞきはう真暗まつくらだが、やまからその山腹さんぷくつきひかりらしされたあたりからは大石おほいし小石こいし栄螺さゞえのやうなの、六尺角しやくかく切出きりだしたの、つるぎのやうなのやらまりかたちをしたのやら
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)