大原おほはら)” の例文
阿母さんは大原おほはら律師様りつしさまにお頼みしてにいさん達と同じやう何処どこかの御寺おてらへ遣つて、あたまを剃らせて結構な御経おきやうを習はせ度いと思ふの。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
病と共に失恋もし、千葉ちば大原おほはらの病院にたつた一人ひとり絶命せし故、最も気の毒なる友だちなるべし。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大原おほはらのこの市柴いつしば何時いつしかといも今夜こよひへるかも 〔巻四・五一三〕 志貴皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大原おほはらの山の麓にたどりつきぬ。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
在所の者は誰も相手にせぬし、便たよかたも無いので、少しでも口をす為にあますヽめに従つて、長男と二男を大原おほはら真言寺しんごんでら小僧こぞうつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
わがさと大雪おほゆきれり大原おほはらりにしさとらまくはのち 〔巻二・一〇三〕 天武天皇
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大原おほはらの山のふもとにたどりつきぬ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
大原おほはらや蝶の出て舞ふおぼろ月
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ぢやうおそれから阿母さんは今一枚洗つて、今日けふ大原おほはらまでにいさん達の白衣はくえを届けて来るからね、よく留守番をてお呉れ。御飯ごはんにはさけが戸棚にあるから火をおこして焼いておべ。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)