“市柴”の読み方と例文
読み方割合
いつしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大原おほはらのこの市柴いつしば何時いつしかといも今夜こよひへるかも 〔巻四・五一三〕 志貴皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
志貴皇子の御歌で「市柴いつしば」は巻八(一六四三)に「この五柴いつしばに」とあるのと同じく、繁った柴のことだといわれている。「いつしかと」に続けた序詞だが、実際から来ている序詞である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)