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夜討
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よう
ふりがな文庫
“
夜討
(
よう
)” の例文
頼長
(
よりなが
)
はまさかと
思
(
おも
)
った
夜討
(
よう
)
ちがはじまったものですから、
今更
(
いまさら
)
のようにあわてて、
為朝
(
ためとも
)
のいうことを
聞
(
き
)
かなかったことを
後悔
(
こうかい
)
しました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「ははあ、こりゃ、
明兵
(
みんぺい
)
が
夜討
(
よう
)
ちをかけるのを、こいつ、さとったのだな、りこうなやつだ。よし、
殿
(
との
)
に申しあげよう」
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
米價
(
べいか
)
はその
頃
(
ころ
)
も
高値
(
たかね
)
だつたが、
敢
(
あへ
)
て
夜討
(
よう
)
ちを
掛
(
か
)
ける
繪圖面
(
ゑづめん
)
ではないのであるが、
町
(
まち
)
に
向
(
むか
)
つて
檜
(
ひのき
)
の
木戸
(
きど
)
、
右
(
みぎ
)
に
忍返
(
しのびがへ
)
しの
塀
(
へい
)
、
向
(
むか
)
つて
本磨
(
ほんみが
)
きの
千本格子
(
せんぼんがうし
)
が
奧深
(
おくふか
)
く
靜
(
しづ
)
まつて
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昨夜は
滝川一益
(
たきがわかずます
)
が、ここから五、六里離れたところの
白子
(
しらこ
)
の陣へ
夜討
(
よう
)
ちをかけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何
(
なに
)
もしらない
公卿
(
くげ
)
のくせによけいな
差
(
さ
)
し
出口
(
でぐち
)
をするはいいが、
今
(
いま
)
にあべこべに
敵
(
てき
)
から
夜討
(
よう
)
ちをしかけられて、その
時
(
とき
)
にあわててもどうにもなるまい。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
「おい、よく知らせてくれた。やっぱり
明兵
(
みんぺい
)
が、
夜討
(
よう
)
ちをかけるらしいのだ。殿から
貴様
(
きさま
)
はほめられたぞ」
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
「ものものしい
庭
(
にわ
)
の手のそうどう、ありゃなにごとじゃ、
夜討
(
よう
)
ちか?」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
、その
晩
(
ばん
)
夜中
(
よなか
)
近
(
ちか
)
くなって、
敵
(
てき
)
は
義朝
(
よしとも
)
と
清盛
(
きよもり
)
を
大将
(
たいしょう
)
にして、どんどん
夜討
(
よう
)
ちをしかけて
来
(
き
)
ました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「ただいまから
夜討
(
よう
)
ちをかけ、敵の飯を食ってまいりとうございます」
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
討
常用漢字
小6
部首:⾔
10画
“夜討”で始まる語句
夜討師
夜討曾我
夜討草鞋