地層ちそう)” の例文
實際じつさい地質學ちしつがく研究けんきゆうしてゐる地層ちそうふかさは地表下ちひようか二三里内にさんりないよこたはつてゐるものばかりであつて、醫學上いがくじよう皮膚科ひふかにもおよばないものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ここはあつ立派りっぱ地層ちそうで、百二十万年まんねんぐらい前にできたという証拠しょうこもいろいろあがるけれども、ぼくらとちがったやつからみてもやっぱりこんな地層ちそうに見えるかどうか、あるいは風か水や
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
元來がんらい地震ぢしん地層ちそうやぶすなは斷層線だんそうせん沿うておこるものが多數たすうであり、さうして地下ちか岩漿がんしようみぎ沿うて進出しんしゆつすることは、もつともありべきことであるから
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
それは長さが二すんぐらい、はばが一寸ぐらい、非常ひじょうに細長くとがった形でしたので、はじめは私どもは上のおも地層ちそうし潰されたのだろうとも思いましたが、たてに埋まっているのもありましたし
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)