“取掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりかゝ60.0%
とりかか40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坪井博士つぼゐはかせは、石田學士いしだがくし大野助手等おほのぢよしゆらともに、かね集合しうがふさしてある赤鉢卷あかはちまき人夫にんぷ三十餘名よめいとくして、いよ/\山頂さんちやう大發掘だいはつくつ取掛とりかゝり、また分隊ぶんたいして、瓢箪山西面ひようたんやませいめんに、なかばうづもれたる横穴よこあな
立退たちの夥多あまたの年をすごしたれば我幼顏わがをさながほも變りはて見知る者無るべしさらば兩三年の内には是非々々大望たいまうくはだてに取掛とりかゝるべし夫に付ては金子きんすなくては事成就じやうじゆがたし率や是よりは金子の調達てうだつに掛らん物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
斯くて稿ををはつて、一八七九年の春から清書に取掛とりかかつて行つたが、一八八二年の冬、或雑誌に、ジヨン・ペインの訳本が刊行されると云ふ予告が出た。
その他春の農事の取掛とりかかりには、オコトと称してコトの神を祭り、秋の刈入れがかたづくと、十月亥の日には亥の神を祭るなどと、日により場所についてそれぞれちがえて神の御名を呼んでいる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)