“とりかゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取掛50.0%
取懸33.3%
取蒐16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立退たちの夥多あまたの年をすごしたれば我幼顏わがをさながほも變りはて見知る者無るべしさらば兩三年の内には是非々々大望たいまうくはだてに取掛とりかゝるべし夫に付ては金子きんすなくては事成就じやうじゆがたし率や是よりは金子の調達てうだつに掛らん物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けだし土地の人は八幡やはたに比し、恐れて奥を探る者無く、見るから物凄ものすご白日闇はくじつあんの別天地、お村の死骸も其処そこうづめつと聞くほどに、うかとは足を入難いれがたし、予は支度したく取懸とりかゝれり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
西園寺陶庵侯の雨声会がひさぶりに近日開かれるといふ事だ。招かれる文士のなかには例年通り今から、即吟の下拵したごしらへに取蒐とりかゝつてゐるむきもあるらしいと聞いてゐる。