取掛とりかゝ)” の例文
坪井博士つぼゐはかせは、石田學士いしだがくし大野助手等おほのぢよしゆらともに、かね集合しうがふさしてある赤鉢卷あかはちまき人夫にんぷ三十餘名よめいとくして、いよ/\山頂さんちやう大發掘だいはつくつ取掛とりかゝり、また分隊ぶんたいして、瓢箪山西面ひようたんやませいめんに、なかばうづもれたる横穴よこあな
立退たちの夥多あまたの年をすごしたれば我幼顏わがをさながほも變りはて見知る者無るべしさらば兩三年の内には是非々々大望たいまうくはだてに取掛とりかゝるべし夫に付ては金子きんすなくては事成就じやうじゆがたし率や是よりは金子の調達てうだつに掛らん物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何時いつから取掛とりかゝつたんです」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)