“とりかか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トリカカ
語句割合
取懸50.0%
取掛25.0%
取蒐25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等は再び窟にって、畚をおろす準備に取懸とりかかった。畚を吊るには毛綱けづなが必要である。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その他春の農事の取掛とりかかりには、オコトと称してコトの神を祭り、秋の刈入れがかたづくと、十月亥の日には亥の神を祭るなどと、日により場所についてそれぞれちがえて神の御名を呼んでいる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
這奴しゃつ四足よつあしめに瀬踏せぶみをさせて、いとなって、その後で取蒐とりかかろう。食ものが、悪いかして。脂のない人間だ。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)