-
トップ
>
-
十五夜
>
-
じふごや
されども
天は
美人を
生んで
美人を
惠まず
多くは
良配を
得ざらしむとかいへり、
彌生の
花は
風必ずさそひ
十五夜の
月雲かゝらぬはまことに
稀なり
きのふは
仲秋十五夜で、
無事平安な
例年にもめづらしい、
一天澄渡つた
明月であつた。
きかねど
晦日に
月の
出る
世の
中十五夜の
闇もなくてやは
奧は
朦朧のいかなる
手段ありしか
新田が
畫策極めて
妙にしていさゝかの
融通もならず
示談を
さてこの
日、
十五夜の
當日も、
前後してお
客が
歸ると、もうそちこち
晩方であつた。
可し、この
樣子では、
歳時記どほり、
十五夜の
月はかゞやくであらう。
“十五夜”の意味
《名詞》
十 五 夜(じゅうごや)
陰暦十五日の夜で、満月の夜。
特に、旧暦八月十五日の夜で、団子や芒の穂、果物などを供えて月をまつる。中秋。秋の季語。
(出典:Wiktionary)