)” の例文
猿果てたる姿見た者なし、当社の使者奇妙の働き〈古今げてかぞうべからず〉という(『日吉社神道秘密記』)。
あるひえらんでこれみ、ときにしてしかのちこといだし、くに(五六)こみちらず、(五七)公正こうせいあらざればいきどほりはつせず、しか禍災くわさいものげてかぞからざるなりはなはまどふ。
墨水ぼくすいの風月を愛してここにきょぼくした文雅の士はげるに堪えない。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)