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たうらい
ナニ
可笑しいことがあるものか、
何だかね、お
邸からいゝ
熊の皮を
到来したとか
云つて、
其祝ひだつて
下すつたのだよ、だからちよいとお
礼に
往つてお
出。亭「
何てツて。 ...
せめては
狩衣か、
相成るべくは、
緋縅の
鎧……と
気がつくと、
暑中伺ひに
到来の
染浴衣に、
羽織も
着ず、
貝の
口も
横つちよに
駕籠すれして、もの
欲しさうに
白足袋を
穿いた
奴が
和尚如何だナ
抔と
扶持でもして
置くやうに
巾を
利かせて、茶の
呑倒しを、コレハ先生よくこそ
御来臨、
幸ひ
左る
方より
到来の
銘酒、これも先生に口を
切て
頂くは、
青州従事が
好造化などゝ
聞かぢりと