僕達ぼくたち)” の例文
「しかし、そりやさうとして、なんとかくじがあたらないものかな? 今の僕達ぼくたちには何等なんとうだつてかまはないんだ。ねえ、さうだらう?」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「だがね、きみ僕達ぼくたち仲間なかまをおよめにくれっていさえしなけりゃ、まあきみかおつきくらいどんなだって、こっちはかまわないよ。」
またごんごろがねは、ぼくたちのすぎでっぽうや、くさでっぽうのたまをどれだけうけて、そのたびにかすかなんだおと僕達ぼくたちみみをたのしませてくれたかれない。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
お天気がよいから旅行に行きませう。僕達ぼくたちは小さくても方々旅行して色々なことを
あひるさん と 時計 (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
僕達ぼくたち火星人くわせいじんです
きみ、ちょっとたまえ。きみはずいぶんっともないね。だから僕達ぼくたちきみっちまったよ。きみ僕達ぼくたち一緒いっしょわたどりにならないかい。
「いや、だからさ。ぼくはやつぱりあたるものとしんじるな。しんじるだけでも、今の僕達ぼくたちにはたのしいんだからね。ははははは……」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
かん中の余技よぎとしてたのしむ僕達ぼくたち棋戰きせんでさへ負けてはたのしからず、あく手をしたりみの不足でみをいつしたりした時など
「はははは、僕達ぼくたちはそんなにが小さかあない。しかしいいな。今それだけのお金があつたら……」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)