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假寐
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かりね
ふりがな文庫
“
假寐
(
かりね
)” の例文
新字:
仮寐
茶屋が裏ゆく土手下の細道に落かゝるやうな三味の音を仰いで聞けば、仲之町藝者が冴えたる腕に、君が情の
假寐
(
かりね
)
の床にと何ならぬ一ふし哀れも深く
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今
(
いま
)
少時
(
しばし
)
、
※
(
ねえ
)
さんの
膝
(
ひざ
)
を
枕
(
まくら
)
の
假寐
(
かりね
)
に
結
(
むす
)
んだ
愛
(
あい
)
ちやんの
夢
(
ゆめ
)
、
解
(
と
)
いてほどけば
美
(
うつく
)
しい
花
(
はな
)
の
數々
(
かず/\
)
、
色鮮
(
いろあざや
)
かにうるはしきを
摘
(
つ
)
みなして、この一
篇
(
ぺん
)
のお
伽噺
(
とぎばなし
)
は
出來
(
でき
)
あがつたのです。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
茶屋
(
ちやゝ
)
が
裏
(
うら
)
ゆく
土手下
(
どてした
)
の
細道
(
ほそみち
)
に
落
(
おち
)
かゝるやうな三
味
(
み
)
の
音
(
ね
)
を
仰
(
あほ
)
いで
聞
(
き
)
けば、
仲之町藝者
(
なかのてうげいしや
)
が
冴
(
さ
)
えたる
腕
(
うで
)
に、
君
(
きみ
)
が
情
(
なさけ
)
の
假寐
(
かりね
)
の
床
(
とこ
)
にと
何
(
なに
)
ならぬ一ふし
哀
(
あわ
)
れも
深
(
ふか
)
く
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
假
部首:⼈
11画
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
“假”で始まる語句
假
假令
假初
假面
假名
假借
假聲
假寢
假病
假牢