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人懷
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ひとなつ
ふりがな文庫
“
人懷
(
ひとなつ
)” の例文
新字:
人懐
何處
(
どこ
)
か
人懷
(
ひとなつ
)
こい
處
(
ところ
)
があつて
只管
(
ひたすら
)
に
他人
(
たにん
)
の
同情
(
どうじやう
)
に
渇
(
かつ
)
して
居
(
ゐ
)
たお
品
(
しな
)
の
母
(
はゝ
)
の
何物
(
なにもの
)
をか
求
(
もと
)
めるやうな
態度
(
たいど
)
が
漸
(
やうや
)
く
二人
(
ふたり
)
を
近
(
ちか
)
づけた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼女は、私には、
人懷
(
ひとなつ
)
こい氣紛れものであつた。私のことを、リヴァズ氏に似てゐらつしやる、なゞと云つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
一
(
ひと
)
つは
村里
(
むらざと
)
に
近
(
ちかづ
)
いたと
思
(
おも
)
ふまゝに、
里心
(
さとごころ
)
がついて、
急
(
きふ
)
に
人懷
(
ひとなつ
)
かしさに
堪
(
た
)
へないのと、
一
(
ひと
)
つは、
水
(
みづ
)
のために
前途
(
ゆくて
)
を
絶
(
た
)
たれて、
渡
(
わた
)
るに
橋
(
はし
)
のない
憂慮
(
きづか
)
はしさとである。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
實家
(
さと
)
の、
母親
(
はゝおや
)
、
※
(
あね
)
なんぞが、
交
(
かは
)
る/″\
附
(
つ
)
いて
居
(
ゐ
)
てくれます
他
(
ほか
)
に、
其
(
そ
)
の
扉
(
ひらき
)
ばかり
瞻
(
みつ
)
めましたのは、
人懷
(
ひとなつ
)
かしいばかりではないのです……
續
(
つゞ
)
いて
二人
(
ふたり
)
、
三人
(
さんにん
)
まで
一時
(
いちどき
)
に
入
(
はひ
)
つて
來
(
く
)
れば、
屹
(
きつ
)
と
其
(
それ
)
が
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
懷
部首:⼼
19画
“人懷”で始まる語句
人懷慕