“里心”の読み方と例文
読み方割合
さとごころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らは驚きかつあきれかつ怖れかつおののきかつおびえたあげく里心さとごころがついたとみえ、まず曲がりの山の頓八殿がもじもじ始め
ただただ私は、まだ兄たち二人とのなじみも薄く、こころぼそく、とかく里心さとごころを起こしやすくしている新参者しんざんものの末子がそこに泣いているのを見た。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この二人は何かというと里心さとごころを起すんでね、道々御機嫌を取るのが大骨折りさ。一日々々家へ近くなるような手順で旅を
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)