“新参者”の読み方と例文
読み方割合
しんざんもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通人はしきりに新参者しんざんものを求めたりしに、あにはからんや新参者は数多あまたの列座中にあったので、それが分った時の通人の驚きは一方ひとかたならなかった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ただただ私は、まだ兄たち二人とのなじみも薄く、こころぼそく、とかく里心さとごころを起こしやすくしている新参者しんざんものの末子がそこに泣いているのを見た。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
先生は私がまだそれを知らないのに気がつき、つまらながる皆を説得して新参者しんざんもののためにその話をしてくれた。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)