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不滅
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ふめつ
ふりがな文庫
“
不滅
(
ふめつ
)” の例文
文字の精共が、一度ある事柄を
捉
(
とら
)
えて、これを己の姿で現すとなると、その事柄はもはや、
不滅
(
ふめつ
)
の生命を得るのじゃ。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
はっはっは、どうだ、もっともそれはおれのように勢力
不滅
(
ふめつ
)
の法則や熱力学第二則がわかるとあんまりおかしくもないがね、どうだ、ぼくの軍隊は規律がいいだろう。
月夜のでんしんばしら
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そしてそういう文字や名前が、大きな丘の上に張られた一つの
網
(
あみ
)
のようになっているのです。いわば一種の
不滅
(
ふめつ
)
です。もっとも、それをまた新しい芝生がおおっていくのですが。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
貴下
(
こなた
)
の
有分
(
もちぶん
)
は
死
(
し
)
が
取
(
と
)
るといへば
與
(
や
)
らぬわけにはゆかぬが、
天
(
てん
)
の
分
(
ぶん
)
は
永劫
(
えいごふ
)
不滅
(
ふめつ
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
箇々の選んでゆく道は
種々
(
さまざま
)
なものに違いない。しかし、意義と、生きがいを掴んでこそ、生きのよろこびは、その人間に無上に楽しいにちがいない。——また、
不滅
(
ふめつ
)
な作用ももつものだ。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
若
(
も
)
し、
諸君
(
しよくん
)
にして
中江兆民
(
なかえてうみん
)
先生
(
せんせい
)
と
同
(
どう
)
一
種
(
しゆ
)
であつて、十八
里
(
り
)
零圍氣
(
れいゐき
)
を
振舞
(
ふりま
)
はして
滿足
(
まんぞく
)
して
居
(
ゐ
)
るならば、
諸君
(
しよくん
)
は
何
(
なん
)
の
權威
(
けんゐ
)
あつて、『
春
(
はる
)
短
(
みじか
)
し
何
(
なに
)
に
不滅
(
ふめつ
)
の
命
(
いのち
)
ぞと』
云々
(
うん/\
)
と
歌
(
うた
)
ふ
人
(
ひと
)
の
自由
(
じいう
)
に
干渉
(
かんせふ
)
し
得
(
う
)
るぞ。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
春みじかし何に
不滅
(
ふめつ
)
の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
偉大
(
いだい
)
不滅
(
ふめつ
)
をまさに
見
(
み
)
る
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あはれ
不滅
(
ふめつ
)
の
精力
(
せいりよく
)
に
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“不滅”で始まる語句
不滅燈
不滅花