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下帯
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したおび
ふりがな文庫
“
下帯
(
したおび
)” の例文
旧字:
下帶
陣羽織も
更
(
か
)
え、
下帯
(
したおび
)
まで新たにして行った。戦場の使いであるだけに、血ぐさい
身装
(
みなり
)
や血汐の
痕
(
あと
)
などは、殊更に注意して避けるのだった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「歩く
拍子
(
ひょうし
)
に
紅
(
もみ
)
のはつちと
浅黄縮緬
(
あさぎちりめん
)
の
下帯
(
したおび
)
がひらりひらりと見え」とか「肌の雪と白き
浴衣
(
ゆかた
)
の間にちらつく緋縮緬の湯もじを
蹴出
(
けだ
)
すうつくしさ」
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
と
最前
(
さいぜん
)
預かり証書は
饂飩粉
(
うどんこ
)
の中へ隠しましたゆえ平気になり、
衣物
(
きもの
)
をぼん/\取って
振
(
ふる
)
い、
下帯
(
したおび
)
一つになって。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
幹太郎は首をかしげたが、「汗をながして来る」と云い、
下帯
(
したおび
)
ひとつのまま手拭を持って裏へ出ていった。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
男は色が青黒く、たいていは肥えている。全身裸であって
下帯
(
したおび
)
すらもないが、毛が深いので男女のしるしは見えぬ。ただし女は時に姿を見せるのみで出て働こうとはしない。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
ナニ心配する事はない、コレ
井上
(
ゐのうへ
)
此所
(
これ
)
へ
出
(
で
)
い、
序
(
ついで
)
に
其方
(
そのはう
)
も
診
(
み
)
て
遣
(
つか
)
はすから。井上「
有難
(
ありがた
)
うは
存
(
ぞん
)
じますが、
何分
(
なにぶん
)
裸体
(
はだか
)
になりますのを
些
(
ち
)
と
憚
(
はゞか
)
ります
儀
(
ぎ
)
で、
生憎
(
あいにく
)
今日
(
けふ
)
は
下帯
(
したおび
)
を
締
(
し
)
めて
参
(
まゐ
)
りませぬから。 ...
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕