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一休
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ひとやすみ
ふりがな文庫
“
一休
(
ひとやすみ
)” の例文
「いくら保養でも、
家
(
うち
)
へ帰ると、少しは
気疲
(
きづかれ
)
が出るものよ。けれどもあなたは
余
(
あん
)
まり
爺々汚
(
じじむさ
)
いわ。
後生
(
ごしょう
)
だから
一休
(
ひとやすみ
)
したら御湯に行って頭を刈って
髭
(
ひげ
)
を
剃
(
す
)
って来てちょうだい」
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
空谷
(
からたに
)
を過ぎて、山かせぎなどする人の休場である山の鼻で
一休
(
ひとやすみ
)
する。桂、
椈
(
ぶな
)
の大木が多い。
黒部川を遡る
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
も
厭
(
いと
)
はずたどり行に漸々と紀州
加田浦
(
かだのうら
)
に
到
(
いた
)
る頃は夜はほの/″\と
明掛
(
あけかゝ
)
りたり寶澤は
一休
(
ひとやすみ
)
せんと傍の石に
腰
(
こし
)
を
打掛
(
うちかけ
)
暫く休みながら
向
(
むかう
)
を見れば白き
犬
(
いぬ
)
一
疋
(
ぴき
)
臥居
(
ふしゐ
)
たり寶澤は
近付
(
ちかづき
)
彼の
握飯
(
にぎりめし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
やゝ行って、倒れた楢の大木に腰うちかけ、
一休
(
ひとやすみ
)
してまた行く。高原漸く
蹙
(
せま
)
って、北の
片岨
(
かたそば
)
には雑木にまじって
山桜
(
やまざくら
)
の紅葉したのが見える。
桜花
(
さくら
)
見にはいつも此処へ来る、と関翁語る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
腰而下
(
こしからした
)
の着物はずぶ濡れになつて、水は七分に減つて居る。其れから半丁に
一休
(
ひとやすみ
)
、また半丁に
一憩
(
ひといこひ
)
、
家
(
うち
)
を目がけて
幾休
(
いくやす
)
みして、やつと勝手に持ち込む頃は、水は六分にも五分にも減つて居る。
水汲み
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
私等はこの日
霊宝
(
れいはう
)
館を訪ねる予定であつたが、まだ雨が
止
(
や
)
まぬので
此処
(
ここ
)
に
一休
(
ひとやすみ
)
するつもりで来て、雨の
霽
(
は
)
れるのを待たずに此処を出たのである。併し女中さんが二人で私等を霊宝館まで送つて来た。
仏法僧鳥
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
腰而下の着物はずぶ濡れになって、水は七
分
(
ぶ
)
に減って居る。其れから半丁に
一休
(
ひとやすみ
)
、また半丁に
一憩
(
ひといこい
)
、家を目がけて幾休みして、やっと勝手に持ち込む頃は、水は六分にも五分にも減って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
私等はこの日霊宝館を訪ねる予定であったが、まだ雨が止まぬので此処に
一休
(
ひとやすみ
)
するつもりで来て、雨の
霽
(
は
)
れるのを待たずに此処を出たのである。併し女中さんが二人で私等を霊宝館まで送って来た。
仏法僧鳥
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
後生
(
ごしやう
)
だから
一休
(
ひとやすみ
)
したら
御湯
(
おゆ
)
に
行
(
い
)
つて
頭
(
あたま
)
を
刈
(
か
)
つて
髭
(
ひげ
)
を
剃
(
す
)
つて
來
(
き
)
て
頂戴
(
ちやうだい
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“一休(
一休宗純
)”の解説
一休宗純(いっきゅうそうじゅん)は、室町時代の臨済宗大徳寺派の僧、詩人。説話のモデルとしても知られる。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
休
常用漢字
小1
部首:⼈
6画
“一休”で始まる語句
一休息
一休憩
一休禅師
一休和尚
一休宗純