“ゑざうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絵草紙33.3%
繪雙紙11.1%
絵双紙11.1%
絵草子11.1%
繪艸紙11.1%
繪草子11.1%
繪草紙11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治二十五年に生れた僕は勿論日清役のことを覚えてゐない。しかし北清ほくしん事変の時には大平だいへいといふ広小路ひろこうぢ(両国)の絵草紙ゑざうし屋へき、石版刷せきばんずりの戦争の絵を時々一枚づつ買つたものである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
私はその時、あがなつた繪雙紙ゑざうしをもつてゐたので差上げたらば、大層よろこばれて、自宅うちにはなかつたので、母が——松崎大尉未亡人が非常によろこび、懷しがつたとお禮を申された。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
だが、この繪雙紙ゑざうしだけは、私が買ひにゆくことを許された。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
へえゝ成程なるほど、十八けんめんとは聞いてゐましたが、立派りつぱなもんですな。近「さ段々だん/″\のぼるんだ。梅「へえなんだかうも滅茶めちやでげすな……おゝ/\大層たいさう絵双紙ゑざうしあがつてゐますな。 ...
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
絵草子ゑざうしにほひにまじり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
二階へ登ると、其處は彌太郎お町の妹のお信の部屋で、十歳の小娘の好みらしく、小巾こぎれや人形や繪艸紙ゑざうしが、かなり贅澤に散らばつて居ります。
おかみさん、この花を持つて歸つて殺してやるんだ、この心の臟を突通つきとほしてやるんだ。私は愛の思出や、感情の玩具おもちやや、古い繪草子ゑざうしはさんだ押花をしばなや風が忍冬にんどうつるに隱して置く花なんぞは嫌ひだ。
わるい花 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
ゆきなか紅鯛べにだひ綺麗きれいなり。のお買初かひぞめの、ゆき眞夜中まよなか、うつくしきに、新版しんぱん繪草紙ゑざうしはゝつてもらひしうれしさ、わすがたし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)