“紅鯛”の読み方と例文
読み方割合
べにだひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪(ゆき)の中(なか)を此(こ)の紅鯛(べにだひ)綺麗(きれい)なり。此(こ)のお買初(かひぞ)めの、雪(ゆき)の眞夜中(まよなか)、うつくしき灯(ひ)に、新版(しんぱん)の繪草紙(ゑざうし)を母(はゝ)に買(か)つてもらひし嬉(うれ)しさ、忘(わす)れ難(がた)し。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
金澤(かなざは)の正月(しやうぐわつ)は、お買初(かひぞ)め、お買初(かひぞ)めの景氣(けいき)の好(い)い聲(こゑ)にてはじまる。初買(はつがひ)なり。二日(ふつか)の夜中(よなか)より出(いで)立(た)つ。元日(ぐわんじつ)は何(なん)の商賣(しやうばい)も皆(みな)休(やす)む。初買(はつがひ)の時(とき)、競(きそ)つて紅鯛(べにだひ)とて縁起(えんぎ)ものを買(か)ふ。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)