“よしこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禧子21.7%
芳子21.7%
良子13.0%
佳子8.7%
姞子4.3%
代志子4.3%
吉胡4.3%
嘉子4.3%
好子4.3%
淑子4.3%
率子4.3%
韶子4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮中には服喪ふくもノ令が出て、一切の慎みが守られ、市中にも数日の鳴物停止ちょうじが令せられた。——ご病中だった皇后の禧子よしこがおなくなりになったからである。
いかにも押し出しのいい芳子よしこというその女は、小夜子よりも少し若く、中高の美人型の顔で、黒い紋つきの羽織を着て、髪を水々した丸髷まるまげにしていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
蘭軒の遺弟子ゐていしは所謂又分家の良子よしこ刀自所蔵の門人録に八十一人、所謂分家のめぐむさん所著しよちよの歴世略伝に二十一人が載せてあつて、二書には互に出入があり
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送ってしまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、とじこもるのが例になっていた。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そこで、先帝のみきさき、皇太后こうたいごう姞子よしこに「——後嵯峨の御遺志は、どちらにあったか」を伺わせるという扱いに出たのである。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後深草の皇后、西園寺公子さいおんじきんこは、父帝後嵯峨ごさがの未亡人——皇太后の姞子よしこ——の妹であったから、叔母おいの仲であり、叔母が妻でもあったのだ。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「アラ、代志子よしこはどうしちゃったのでしょう。話に夢中になっている間に、どこへ行っちまったんでしょうね」
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
陸前りくぜん松島まつしま宮戸島みやとじまだとか、三河みかは吉胡よしこだとか、河内かはち國府こふだとか、備中びつちゆう津雲つぐもだとか、肥後ひご阿高あこうなどでは、ずいぶんたくさん人間にんげんほねて、あるひとつの場所ばしよからは百體ひやくたい三百體以上さんびやくたいいじようほね
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たまには鈴木伝明でんめいや岡田嘉子よしこの肖像なぞを所嫌わずピンで留めてある薔薇ばら色の壁紙に包まれた中に住んでいて
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
女は容易にすすり泣きを止めないのを、いろいろになだめてすかして詮議すると、女は上州前橋の好子よしこという若い芸妓であった。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
須磨子は三年前に飫肥おびへ往ったので、仲平の隠家へは天野家から来た謙助の妻淑子よしこと、前年八月に淑子の生んだ千菊せんぎくとがついて来た。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
武蔵の母という人は、播州領の佐用郡平福村さようぐんひらふくむらの別所家から嫁いで来て、後に離別になって田住政久たずみまさひさという者へ再婚した率子よしこというのがそれであるという説と。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十四年八月孫栗園と倶に滋宮しげのみや尚薬しやうやく奉御となつた。滋宮は韶子よしこ内親王である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)