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禧子
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よしこ
ふりがな文庫
“
禧子
(
よしこ
)” の例文
あとでの取り沙汰では、皇后の
禧子
(
よしこ
)
は、野の宮殿のお妹のところへ難を避け、三位ノ局廉子も、小女房の中にまぎれて、はや、ここはのがれ出ていた。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宮中には
服喪
(
ふくも
)
ノ令が出て、一切の慎みが守られ、市中にも数日の鳴物
停止
(
ちょうじ
)
が令せられた。——ご病中だった皇后の
禧子
(
よしこ
)
がおなくなりになったからである。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その琵琶は、帝が六波羅におわしたころ、
中宮
(
ちゅうぐう
)
(皇后の
禧子
(
よしこ
)
)からお
獄舎
(
ひとや
)
のうちに献じた物である。遠く、中宮へお別れを告げるお心もあったであろうか。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここには
中宮
(
ちゅうぐう
)
(皇后の
禧子
(
よしこ
)
)もおり、余の女房の
小宰相
(
こさいしょう
)
や大納言ノ局もおる。
水仕
(
みずし
)
の末の
女童
(
めのわらわ
)
まで、そもじを見失うたら途方にくれて
惑
(
まど
)
い泣こう。よも六波羅とて、女は追うまい。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いまは、みまかられたが、後醍醐の皇后ノ宮、西園寺
禧子
(
よしこ
)
も、この一門の出であった。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
中宮の
禧子
(
よしこ
)
(後醍醐の正后)の君で、前の
御簾
(
みす
)
も、まざまざ、捲き
掲
(
かか
)
げられてある。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
皇后
(
おおきさき
)
の
禧子
(
よしこ
)
をはじめ、後宮の妃から宮々の姫ぎみも
供奉
(
ぐぶ
)
し、公卿
大臣
(
おとど
)
といえば、この日のお供に洩れるなどは、
千載
(
せんざい
)
の恥かのように思って、終日の花の宴に、あらゆる余興や
媚
(
こ
)
びの百態を
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
皇太子の姫盗みに会われた西園寺家の末むすめは、
禧子
(
よしこ
)
というお名であった。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
都には皇后の
禧子
(
よしこ
)
がある。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
禧
漢検1級
部首:⽰
17画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“禧”で始まる語句
禧笑