“もとで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モトデ
語句割合
資本78.9%
元手6.8%
資金5.4%
資2.0%
本資1.4%
本手1.4%
資手1.4%
資本金1.4%
元資0.7%
本賃0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸い資本(もとで)を見てやろうとおっしゃってくださる方もありますから、しかるべき、と申したところで身分相当のところから婿(むこ)を迎えて
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
元手(もとで)かまはずの鈴も相當賣れますから、何だつたら、此儘足を洗つて、鈴賣りになるのも惡くない——といつたやうな暢氣(のんき)な氣持になつて居りました。
その東兵衛さまとやらがお出しになった資金(もとで)は、申せば東兵衛さまが御自身でお擦(す)りになったものでございます。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
小さい頼母子(たのもし)を結んでそれを資(もとで)に始めたのが米と酒を売る店であった。仕事場を改造してだだっぴろい店ができた。米俵(こめだわら)と酒樽(さかだる)が景気よく並び、皆を豊かな気持にさせた。
暦 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
百両の利を得るには千両の本資(もとで)なくては叶わず。ただし七百の本資にて七百を得るは易く千両の本資にて百両を得るは難しという。これを武家の禄に比するに、百両は三百石に準ず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
床几(しょうぎ)に上り「前髪を一本々々抜いてぬたにしてくつてしまふぞ、あ、曲つちまやがつた」と降りて「ざまあ見やがれ、なんのかんのと言ふものゝ、本手(もとで)いらずの廿両、いゝ商売(しょうべえ)だなあ、これからお袋を ...
首と衣を手に入れた山賊は、暫くその二品(ふたしな)を資手(もとで)に、木曾街道の旅人を劫(おど)していたが、間もなく諏訪(すわ)の近くへ往(い)って首の由来を聞いた。山賊は青くなった。
轆轤首 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「冗談じゃねえ。この土地だって資本金(もとで)が掛かってんですぜ。」
熊の出る開墾地 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
ろくな元資(もとで)も持たず七年前に富山から移住してきた男だったが、水田にかけては経験もあるし、人間もばかではないようだったから
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それは余裕のある手合いがいうことだ。照り降りなしに一生涯家族まで養おうというにはこれが一番元資(もとで)のかからない近道なんだ。俺にはそれ以上を考える余裕はないよ。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
夫は我家に入りて菜籠(なかご)かたよせ竈(かまど)に薪さしくべ、財布の紐とき翌日の本賃(もとで)をかぞえ除(の)け、また店賃(たなちん)をば竹筒へ納めなどする頃、妻眼を覚し精米の代とはいう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)