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資金
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もとで
ふりがな文庫
“
資金
(
もとで
)” の例文
「それジワジワとおいでなすったぞ。この大江戸の話ばかりが
資金
(
もとで
)
いらずの資金というものさ。
田舎
(
いなか
)
の女を
誑
(
たら
)
すにはこれに
上越
(
うえこ
)
すものはないて」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その東兵衛さまとやらがお出しになった
資金
(
もとで
)
は、申せば東兵衛さまが御自身でお
擦
(
す
)
りになったものでございます。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
金廻
(
かねまはり
)
の惡い時の間に合せの意味と、もう一つには遊びの
資金
(
もとで
)
を貢がせよう爲めだつたらしく、おりかは頭の物迄取られた事もかくさずに話したさうである。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
今日持って
参
(
ま
)
いった
賭博
(
ばくち
)
の
資金
(
もとで
)
は
各自
(
めいめい
)
に相違なく返し遣わすのみならず、賃銀は望みに任するであろう。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
なさる時は、それだけ
資金
(
もとで
)
が
要
(
い
)
るようで、ちょっと損な気もしますが、さて仕上げて見ると、つまりその方が利廻りの
好
(
い
)
い訳になるんだから、無学のものはとても
敵
(
かな
)
いませんな
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
それに寒いから、手を洗うにも湯を使うのだし、
資金
(
もとで
)
のいらない湯でもたくさん飲んで体を暖めようという者達が何しろ十人近くいるのだから、たった一度の往復では足りようもない。
禰宜様宮田
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「おれの
家
(
うち
)
でも女の子が多いから、芸妓やをはじめると
資金
(
もとで
)
入
(
い
)
らずだが——」
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と、聴き慣らされてゐるさうで、伝説によると、ある鳥が寺の本堂の建立を思ひ立つたが、どうしてもその費用の工面がつかず、やつと杜鵑に頼み込んで、それだけの
資金
(
もとで
)
を借出すことが出来た。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
しかし、その、きちがいになった東兵衛という男に、出した
資金
(
もとで
)
をすっかり返してやって、そのうえ、具足屋の借財を一身に引きうけるとは、若松屋惣七という男は、涼しい気性の男だな。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“資金”の意味
《名詞》
資 金(しきん)
事業の運営や特定の目的に使われる金銭。
(狭義)債務の決済に当てる現金又は預金。
(出典:Wiktionary)
資
常用漢字
小5
部首:⾙
13画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“資”で始まる語句
資本
資
資格
資人
資朝卿
資産
資朝
資治通鑑
資力
資盛