“資手”の読み方と例文
読み方割合
もとで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今夜は親爺自らが愈々出張つて、乗るか反るかの大勝負を打つ手筈になつてゐるんですが、親爺は何でも資手もとでに詰つて八郎丸を苛めに行つたさうですが……
鬼の門 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
首と衣を手に入れた山賊は、暫くその二品ふたしな資手もとでに、木曾街道の旅人をおどしていたが、間もなく諏訪すわの近くへって首の由来を聞いた。山賊は青くなった。
轆轤首 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)