“まつざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
末座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一同(いちどう)これはと恐(おそ)れ謹(つゝし)みけるに、良(やゝ)ありて幸豐公(ゆきとよぎみ)、御顏(おんかほ)を斜(なゝめ)に見返(みかへ)り給(たま)ひ、「杢(もく)、杢(もく)」と召(め)し給(たま)へば、遙(はる)か末座(まつざ)の方(かた)にて、阿(あ)と應(いら)へつ、白面(はくめん)の若武士(わかざむらひ)、少(すこ)しく列(れつ)よりずり出(い)でたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
哄笑(こうしょう)を揺すりあげながら、言い合わしたように、皆じろりと小気味よさそうな一瞥(べつ)を末座(まつざ)へ投げると、いよいよ小さくなった神尾喬之助は、恐縮(きょうしゅく)のあまり、今にも消え入りそうに
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それは席(せき)の末座(まつざ)に列(つらな)つて居(を)つた一個(ひとり)の年老(としをい)たる伊太利(イタリー)の婦人(ふじん)で、此(この)女(をんな)は日出雄少年(ひでをせうねん)の保姆(うば)にと、久(ひさ)しき以前(いぜん)に、遠(とほ)き田舍(ゐなか)から雇入(やとひい)れた女(をんな)の相(さう)で、背(せ)の低(ひく)い、白髮(しらがあたま)の、極(ご)く正直(しやうじき)相(さう)な老女(らうぢよ)であるが