“ひとゝほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けて最初さいしよのめがねで召抱めしかゝへた、服部家はつとりけ用人ようにん關戸團右衞門せきどだんゑもん贔屓ひいきけやうは一通ひとゝほりでなかつた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
カピ妻 ようとはうぢゃ。乳母うばや、ちっとの退席はづしてたも、内密ないしょうはなしぢゃによって。……いや/\、乳母うばもどりゃ、一通ひとゝほいておいてもらうたはうがよかった。
一通ひとゝほりの挨拶あいさつをはつてのち夫人ふじん愛兒あいじさしまねくと、まねかれてをくするいろもなくわたくし膝許ひざもとちかすゝつた少年せうねん年齡としは八さい日出雄ひでをよし清楚さつぱりとした水兵すいへいふう洋服ようふく姿すがたで、かみ房々ふさ/″\とした