“ひせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒセン
語句割合
卑賤59.4%
飛箭18.8%
皮浅3.1%
皮腺3.1%
秘潜3.1%
緋氈3.1%
飛仙3.1%
飛泉3.1%
飛閃3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところ(六一)名高めいかうすにづるものなるに、これくに厚利こうりもつてせば、すはな(六二)下節かせつとせられ、しかうして卑賤ひせんとせられ、かなら棄遠きゑんせられん。
深さは、幾尋とも知れず、広さは海まで続いてる水の世界に、電火飛箭ひせんの運動をてる魚でせう。其れを、此処に居るわいと睨んだら、必ず釣り出すのですから、面白い筈です。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
だが不思議にも濃厚ということに付随するあの俗悪や皮浅ひせんな感じはなく、全体の調子深く静かである。型物と縞物しまものと二つながらいたく美しい。どこからその美を捕えて来たのか。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
これらの疲労した川筋を通して一年に七千四百万貫の塵芥じんかいを吹き、六十万ごく糞尿ふんにょうて、さらに八億立方しゃくにも余る汚水を吐き出す此の巨大な怪獣の皮腺ひせんかられる垢脂こうしに過ぎないのだから。
水に沈むロメオとユリヤ (新字旧仮名) / 神西清(著)
国をあげて外事に没頭し、たれもかれも、派手派手しく立働いているが、眼に見えぬ御両所の秘潜ひせんのお骨折があればこそ、ゆるぎなく御府内の安寧がたもっておる。まずまず、お礼の言葉もない。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
木戸番は、お犬様のために、特に、入口に別席をもうけ、地上に緋氈ひせんを敷いて、青竹につないでおいた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
珮環はいかん響く処飛仙ひせん過ぐ
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
Y町在のM村の常栄寺にも長い間寄食してゐて、その寺は大層気に入つたと見え、裏山に走り懸つた飛泉ひせんを引いて、支那の洞庭湖を模した庭を作つたりした。
故郷に帰りゆくこころ (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
ひゅーッと、むらさきをかいて走ったのは般若丸はんにゃまる飛閃ひせん! あッと、卜斎は首をすくめ、かたをはすにかわして、りすべってきた竹童のうでをつかんだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)