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飛箭
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ひせん
ふりがな文庫
“
飛箭
(
ひせん
)” の例文
と、龍太郎の手からふりだされた
戒刀
(
かいとう
)
の
切
(
き
)
ッ
先
(
さき
)
に、乱れたつ足もと。それを目がけて
伊那丸
(
いなまる
)
の小太刀も、
飛箭
(
ひせん
)
のごとく突き進んだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
深さは、幾尋とも知れず、広さは海まで続いてる水の世界に、電火
飛箭
(
ひせん
)
の運動を
為
(
し
)
てる魚でせう。其れを、此処に居るわいと睨んだら、必ず釣り出すのですから、面白い筈です。
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
これ
適
(
たまたま
)
以
(
もっ
)
て軍旅の
鋭
(
えい
)
を
殺
(
そ
)
ぎ、
貔貅
(
ひきゅう
)
の
胆
(
たん
)
を小にするに過ぎざるのみ、
智
(
ち
)
なりという
可
(
べ
)
からず。燕王と戦うに及びて、官軍時に
或
(
あるい
)
は勝つあるも、
此
(
この
)
令あるを
以
(
もっ
)
て、
飛箭
(
ひせん
)
長槍
(
ちょうそう
)
、燕王を
殪
(
たお
)
すに至らず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
流せしダナオイ族をして君の
飛箭
(
ひせん
)
を受けしめよ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
と、黄祖が、一令を発すると、陸上に組んである多くの
櫓
(
やぐら
)
や、また、何町という間、
布
(
し
)
き列ねてある楯や土塁の蔭から、いちどに
飛箭
(
ひせん
)
の暴風を浴びせかけた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
弩弓
(
どきゅう
)
、鉄砲など、いちどに鳴りとどろく、
飛箭
(
ひせん
)
のあいだに
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たちまち、
飛箭
(
ひせん
)
は、敵の陣へ降りそそいだ。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
箭
漢検準1級
部首:⽵
15画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行