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ぬきうち
ふりがな文庫
“ぬきうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
抜打
71.4%
拔打
14.3%
拔討
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抜打
(逆引き)
巨獣の
斑紋
(
はんもん
)
のように二筋三筋キラリと光って、夏の富士にして始めて見るところの、
威嚇
(
いかく
)
的な紫色が、
抜打
(
ぬきうち
)
に稲妻でもひらめかしそうに、うつぼつと眉に迫って来る。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
ぬきうち(抜打)の例文をもっと
(5作品)
見る
拔打
(逆引き)
差覗
(
さしのぞ
)
きしと/\とまた
歩行出
(
あゆみだす
)
折柄
(
をりから
)
ばた/\
駈來
(
かけく
)
る
足音
(
あしおと
)
に夫と見る間も有ばこそ聲をば
懸
(
かけ
)
ず
拔打
(
ぬきうち
)
に
振向
(
ふりむく
)
笠
(
かさ
)
の
眞向
(
まつかう
)
より
頬
(
ほゝ
)
の
外
(
はづ
)
れを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
も云ず
拔打
(
ぬきうち
)
に
提灯
(
ちやうちん
)
バツサリ
切落
(
きりおと
)
せば音吉はきやツと一聲立たる
儘
(
まゝ
)
土手
(
どて
)
より
動
(
どう
)
と
轉
(
まろ
)
び
落
(
おち
)
狼藉者
(
らうぜきもの
)
よと
呼
(
よば
)
はりながら雲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ぬきうち(拔打)の例文をもっと
(1作品)
見る
拔討
(逆引き)
致したり
霞
(
かすみ
)
ヶ
關
(
せき
)
の坂下にて
惡
(
わる
)
い
犬
(
いぬ
)
めが
吼付
(
ほえつく
)
故
(
ゆゑ
)
據所
(
よんどころ
)
なく
拔討
(
ぬきうち
)
に犬を斬しが其血が
刎
(
はね
)
衣類
(
いるゐ
)
を
如斯
(
こんな
)
に
汚
(
よご
)
せしなりと云つゝ
吐息
(
といき
)
を
吐
(
つく
)
體
(
さま
)
が
何
(
どう
)
も
怪
(
あや
)
しく思はれたり夫のみならず第一に
病家
(
びやうか
)
へ行に
傘
(
かさ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
致さぬもの今犬めが餘り
吼付
(
ほえつき
)
し故
遂
(
つひ
)
拔討
(
ぬきうち
)
に
斬殺
(
きりころ
)
しけるが其血汐の付たる者ならんと云ひて
周章
(
あわたゞ
)
しく其
儘
(
まゝ
)
に別れ候ひし由尤も病氣にて弟の
見送
(
みおく
)
りもいたさぬ長庵が
然樣
(
さやう
)
の
始末
(
しまつ
)
甚だ以て
怪
(
あや
)
しく存じ候まゝ
何卒
(
なにとぞ
)
忠兵衞へ御尋ねの上長庵を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ぬきうち(拔討)の例文をもっと
(1作品)
見る
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