“とぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戸口65.2%
扉口34.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助のひにた平岡も其戸口とぐちからあらはれた。先達て夏服なつふくて、相変らず奇麗なカラとカフスをけてゐた。いそがしさうに
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
勘次かんじわざ卯平うへいせつけるやうとやいたときとりかごせて、戸口とぐち庭葢にはぶたうへに三も四いたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そうって、扉口とぐち拍子ひょうしに、ドシーン! ととり石臼いしうすあたまうえおとしたので、おかあさんはぺしゃんこにつぶれてしまいました。
右側には身体のわりに大きな声をだす歴史の先生、人のよい図画の先生、一番おわりには扉口とぐちに近く体操の先生の少尉しょういがひかえている。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)