“かどぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
門口99.1%
戸口0.4%
軒口0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
摂政家の公子 ある時の事、私が天和堂の門口かどぐちに立って居りますと一人の貴族が下僕しもべを連れてこちらの方向に向いてやって来ました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
彼は戸口かどぐちうづくまりて動かず。婢は様々に言作いひこしらへてすかしけれど、一声も耳にはらざらんやうに、石仏いしぼとけの如く応ぜざるなり。彼はむ無くこれを奥へ告げぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ぬっと軒口かどぐちから顔を出した者がある。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)