“ていしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
停車80.0%
聴者20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大船おほふな停車ていしやときまどつて、逗子づしかたむかひ、うちつけながらそれがしがお馴染なじみにておはします、札所ふだしよ阪東第三番ばんどうだいさんばん岩殿寺いはとのでら觀世音くわんぜおん御無沙汰ごぶさたのおわびまをし、道中だうちう無事ぶじと、ねんまゐらす。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
分間ふんかん停車ていしやいて、昇降口しようかうぐちを、たうげ棧橋かけはしのやうな、くもちかい、夕月ゆふづきのしら/″\とあるプラツトフオームへりた一人旅ひとりたび旅客りよきやくが、恍惚うつとりとしたかほをしてたづねたとき立會たちあはせた驛員えきゐんは、……こたへた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「九日。雨。山崎宗運法眼開茶宴。君侯為賓。茝庭先生為主接賓。以故休講傷寒論。大兄当直上邸。」多紀茝庭たきさいていが傷寒論を講じ、柏軒が聴者ていしや中にあつたことが此に由つて知られる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)