“ちんせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珍碩38.5%
枕席30.8%
枕籍7.7%
沈積7.7%
珍石7.7%
珍磧7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近江には丈草じょうそう許六きょりく尚白しょうはく智月ちげつ乙州おとくに千那せんな正秀まさひで曲翠きょくすい珍碩ちんせき李由りゆう毛紈もうがん程已ていいなどと申すようにおびただしく出て、皆腕こきのしたたか者です。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
品は初子が亀千代を生んだ年に二十一歳で浜屋敷に仕へることになつて、すぐに綱宗の枕席ちんせきしたらしい。あるひは初子の産前産後の時期にちようを受けはじめたのではなからうか。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それも彼の放蕩癖ほうとうへきや打算のためとばかりは言えず、枕籍ちんせきの度が重なるにつれて、ついほだされやすい人情も出て来て、いつか持株の数がえて行くのであった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
またこれ瓦斯がす或物あるもの凝結ぎようけつして種々しゆ/″\鹽類えんるいとなつて沈積ちんせきしてゐることがある。外國がいこくある火山かざんからはヘリウム瓦斯がす採集さいしゆうされたといはれてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
例の奇癖きへきかういふ場合ばあひにもあらはれ、若しや珍石ちんせきではあるまいかと、きかゝへてをかげて見ると、はたして! 四めん玲瓏れいろうみねひいたにかすかに、またと類なき奇石きせきであつたので
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
いろ/\の名もむつかしや春の草 珍磧ちんせき
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)