枕籍ちんせき)” の例文
それも彼の放蕩癖ほうとうへきや打算のためとばかりは言えず、枕籍ちんせきの度が重なるにつれて、ついほだされやすい人情も出て来て、いつか持株の数がえて行くのであった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)